まだ誰も見たことがない驚異の異世界“オズ”で、その覇権をめぐって壮大なバトルが繰り広げられる最新のファンタジーアクション・ドラマが「エメラルドシティ」だ。
これまで何度も映像化されてきた名作文学「オズの魔法使い」を下敷きにしながら、魔法使いや魔女が住む“オズ”を誰が支配するかという斬新なミステリー視点を導入。困難な映像化に挑んだのは、『ザ・セル』(2000)『落下の王国』(2006)『白雪姫と鏡の女王』(2012)『セルフレス/覚醒した記憶』(2015)などの映画や多数のCM・PVで、エキゾチックな映像美が世界を圧倒してきた鬼才ターセム・シン監督。シーズン1全10話で監督を務めた。
ドロシー役にプエルトリコ出身の美しき新星アドリア・アルホナを迎え、スペイン、ハンガリーでロケを敢行するなど、ドラマの常識を超えるほど国際色豊かな布陣もインド出身の国際派ターセムならでは。衣装・セットも息を飲む美しさで、破格の眼福を味わえる。
カンザス州で看護師をしている20歳の女性ドロシーは実の母親の家を訪ねるが、そこで巨大な竜巻に巻き込まれ、謎の異世界“オズ”に到着する。そこは20年前、“永遠の獣”と呼ばれる災禍に襲われ、住民たちを救った“魔法使い”が支配者として君臨していた。そんなドロシーは東・西・北の各地に君臨する魔女の三姉妹のひとり、“東の森の女王”を殺した責任を問われる。自分を元の世界に帰らせることができるのは“魔法使い”だけだと知ったドロシーが犬のトトや記憶喪失の兵士ルーカスを連れ、“魔法使い”がいる“オズ”の首都“エメラルドシティ(エメラルドの都)”に向かう一方、一帯では“永遠の獣”が再び“オズ”を襲うという噂が広まって……!?